四国弁護士会連合会(四国弁連)は、香川県弁護士会(2022年4月1日現在の会員数185名)、徳島弁護士会(同日現在の会員数85名)、高知弁護士会(同日現在の会員数94名)、愛媛弁護士会(同日現在の会員数159名)の4つの弁護士会から構成されています。全国に8つある弁護士会連合会の中では最も小さな組織ですが、それだけ弁護士会同士が密接に連携しているのが特徴です。
四国弁連には、現在、人権擁護委員会、研修委員会、公害対策環境保全委員会、弁護士業務改革委員会、消費者問題対策委員会、民事介入暴力対策委員会、法教育・子どもの権利委員会、犯罪被害者支援委員会、刑事弁護センター委員会、災害対策委員会、弁護士任官適格者推薦委員会、死刑廃止検討プロジェクト委員会、高齢者・障がい者権利支援委員会など13の委員会があり、四国における人権擁護や地域司法の充実のために活動しています。
四国弁連の行事として最も重要なものは、毎年秋に開催される定期大会です。4つの弁護士会の持ち回りで開催されており、時節に応じたテーマで、午前中にシンポジウムを行い、午後の大会でこれに関連する宣言や決議を採択するというのが通例となっています。最近では、犯罪被害者等の支援のための条例制定、罪に問われた障がい者・高齢者への福祉、被災者の生活再建に資するための被災者支援制度、子どものための面会交流実現、少年法適用年齢引下げ反対、をテーマとして取り上げています。